終点

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平民

行きつけのスーパー銭湯の中にある韓国あかすりエステに行ってきた。

エステとは言ったものの、実情は閉経寸前のマドモアゼルに身体の節々を痛めつけられるだけの単純明快なシステムのお店である。40分4000円。

 

気怠そうな売春婦にカタゴトの日本語で俯せを強制され、間抜けな敗戦国民の姿勢になる。

この日は館内着の下に下着を付けていなかったので、いつもであればオバサマの手と自分の表皮との間には①タオル ②館内着 ③パンツ の3層構造が存在するのだが、城壁を一つ失ったことによって相手からの攻撃がダイレクトに伝わってきた。

「どこが痛みますか?」と聞かれたので、左腰を重点的にお願いしますと答えた。

が、腰への刺激の比重が身体の他の部位へのそれと何ら変化が無かったので、あれはマニュアルに書いてある台詞を機械的に発しているだけなんだと思う。

 

マッサージ自体はそれなりに気持ち良かった。

従業員同士が頻繁に朝鮮語で私語を行うので非常に気になったが、語調からして自分への陰口ではないと感じ取ったので(糖質)、気付けばステージBGMの一部に変換されていた。

言語の壁というのは、厚いなあ。

 

帰りに軽食コーナーでざるそばを食べて帰った。650円。

ちなみに、この世で最も美味しい食べ物は、深夜のスーパー銭湯で出される薬味が大量に入ったざるそばか、或いは休日の真っ昼間に食べるカレーのチャンピオンのLカツカレーである。

 

年が明けた頃にまた行ってみたい。次のブログの更新はその時になります。